工藤勇一校長のwikiプロフ!経歴や出身大学はどこ?年収は?

注目の人物

皆さんは、工藤勇一さんをご存知でしょうか?

 

工藤勇一さんは東京都にある

千代田区立麹町中学校の校長先生で

その独自の経営で注目を集めている校長先生なのです。

 

千代田区立麹町中学校といえば

ジャガー横田さんの息子である

木下大維志くんが通っていた中学校としても有名ですね。

 

千代田区立麹町中学校は、

以前から進学校として実績を持っていましたが、

「積み木崩し」の舞台ともなった中学校でもあります。

 

歴史ある学校ですが、

近年では私立中学校へ生徒が進学していく状況もありました。

 

しかし、現在では改革の効果が上がり、

校区外からも入学志願者がたくさん出ているんです。

 

千代田区立麹町中学校や

校長の工藤勇一先生について

気になっちゃいましたので調べて記事にしていきますね。

 

今回は工藤勇一さんについて、

  • 工藤勇一さんのプロフと経歴について!出身高校や大学はどこ?
  • 工藤勇一さんの行った麹町中学校の改革とは!
  • 工藤勇一さんの年収は?
  • 工藤勇一さんの評判は? 

について調査していきますね!

工藤勇一さんのプロフと経歴について!出身高校や大学はどこ?

 

工藤勇一さんは

1960年生まれで

山形県の出身です。

 

出身大学は東京理科大学です。

 

大学卒業後は故郷の山形県に戻り、

中学校の教師となります。

 

その後

東京都の中学校の先生としておつとめになり、

  • 目黒区立目黒中央中学校副校長
  • 新宿区教育委員会指導課長

を経て

2014年から千代田区立麹町中学校の校長になりました。

 

教育現場にずっとゆかりのある

いわゆるたたき上げなんですね。

 

改革と聞くと、

ビジネスや研究で成果を出した

別業種の出身の方かと思いました・・・。

 

麹町中学での改革が注目されていますが、

実は工藤勇一さんは

新宿区教育委員会指導課長時代にも

大きな改革を進めています。

 

それは、新宿区の全ての学校の

ICT環境の改革です。

3年間で新宿区の公立小中学校全40校のシステムを変えました。

 

  • 黒板をホワイトボードに変更する
  • ホワイトボードにプロジェクターで画像を投影できる
  • プロジェクターには教師や生徒が使っているタブレットPCからの画像が転送できる
  • 実物投影機も配置し、教科書や資料、教師の手元の実験器具なども投影できる

 

ICTを配備することを目的とするのではなく、

教師が使いやすい環境を整備することを大前提として

取り組まれました。

 

麹町中学校での改革もそうですが、

目的を解決するための手段が大切であって

その手段が目的にすり替わっていてはいけない

というブレない考えが感じ取れるエピソードの一つですね。

 

工藤勇一校長の行った麹町中学校の改革とは!

 


2014年、工藤勇一校長が麹町中学校に赴任した時

まず始めに行ったのは

先生達にに学校の課題点や改善したいことを

調査することでした。

 

そして、調査結果に優先順位をつけて

改善を含む事業計画を立てていきました。

 

その中でもよくクローズアップされるのが

  • 担任教師廃止
  • 宿題の廃止
  • 中間期末テストの廃止

ですね。

 

他にも

  • 職員会議の簡素化
  • 「麹中塾」の設立

などの取組で生徒の学びを助けると共に

先生方の負担減にも取り組まれています。

 

生徒を中心に、

  • 無駄を省き、効率化を図る。
  • 効果を上げるためのアクセスの方法の見直し。

を大切にされているのですね。

 

一つ一つ掘り下げてみていくことにします。

 

まずは宿題の廃止の意図から。

 

生徒に必要な学びは個人によって違う。

一律の宿題を強いるのは時間の無駄で

生徒のやる気を削ぐ元となる。

 

という理由から改革を進めました。

 

確かに学生時代、

漢字や英単語の書き取りは私も嫌いでした。

 

もう覚えたものまで書かないといけないし、

10回書く宿題だと覚えてなくても

10回書いたら終えてしまう。

 

覚えているものは書かなくていい。

覚えていないものを覚える努力をしよう。

というのが建設的ですよね。

 

でも、宿題がないと勉強をしない子は

全くしないんじゃない?

 

と思ったりしました。

 

でも、麹町中学校ではそんなこともないようですね。

 

それには

  • 中間期末テストの廃止
  • 「麹中塾」の設立

が関係しているようです。

 

麹町中学校では中間テスト、期末テストを廃止し

単元テストを実施しています。

 

これによって生徒は学習し、

理解、暗記する内容が少ないため

負担が少ない。

 

やればできる成功体験を積みやすく、

やる気を失いにくい。

 

というメリットがあります。

 

入試に向けての対策として

年5回の実力テストは実施していて、

長期記憶の確保にも対応しています。

 

また、

麹中塾の取組では、

学校の先生でなく、

大学生などの手を借りて

放課後補習を行っています。

 

補習と言っても

できない子供が参加するのではなく、

もっと学びたい生徒が参加します。

 

また、いろいろな職種の講師を招いて

講話や技能について学ぶ回もあるとのこと。

 

例えばアナウンサーに興味のある生徒向けに

アナウンサーを講師に招いて話し方やプレゼンのコツ、

原稿の読み方などを学ぶのですね。

 

楽しそう!

 

先生方はこの取組にはノータッチ。

何かをしようとすれば負担が増えるものですが、

それを外部との連携で解決しています。

 

担任教師廃止も生徒、教師双方のためだとのこと。

 

教師は1人、1人の生徒に

過度の責任を負うことなく、

全員で見ていきましょう。

というスタンスを取っています。

 

逆に生徒の側からは

どうしても合わない先生が担任になって

1年間過ごさなくてはならない

というリスクから解放されるとのこと。

 

教育相談なども

話をしたい先生を選んで行うことができる

システムになっているということでした。

 

職員会議の縮小も先生達の

生徒と向き合う時間を増やすための改革ですね。

 

そうやって先生達の時間を生み出しながら

全職員に生徒が食いつく授業を作るよう指示します。

 

全職員にビジネスナー研修を受講させ、

話し方についても基準を設けます。

 

そうやって

興味がない生徒が無理矢理話を聞かされる授業

からの脱却を図ろうとしたわけです。

 

誰でも興味が持ち「聞きたくなる授業」への転換ですね。

 

また、

テスト勉強や宿題をさせることが目的になってしまい、

疲弊する先生達の徒労や

分かっているところをやらされる生徒の無駄

をなくし、

本来の目的である学力向上に向かわせる戦略です。

 

アイデアマンですね~。

 

工藤勇一校長は

2018年12月に時事通信社から

それまでの取組をまとめた

『学校の「当たり前」をやめた』

を出版されています。

工藤勇一校長の年収は?

東京都の小・中学校の校長先生の年収について調べたところ、

大学卒業の22歳から38年勤務した場合

校長先生の年収は11,360,253円ということです。

 

現在59歳だということですので

これに近い額をもらっているのだと考えられます。

 

ただし、本を出版されたり、

テレビに出演されたりしていますので

その印税や出演料などもあるかもしれませんね。

 

公務員だから無いのかな?

 

工藤勇一校長はもうじき定年を迎えられるということですね。

 

ちなみに

大学卒業の22歳から38年勤務した場合の

退職金は33,281,280円だということでした。

 

ただし、年金がもらえるようになるまでの5年間

60歳で一度退職した後、本人の希望次第では

再任用として65歳まで働ける仕組みがあるそうです。

 

ただし、

再任用制度の場合の給与は

退職前の半額ほどになるとのことでした

ので、工藤勇一校長が続投を希望するのか、

評論家などの道に進まれるのかは分かりません。

 

でも、

まだまだ実現したいことがたくさんあるのであれば、

続けられるかもしれませんね。

 

工藤勇一さんの評判や人柄について

工藤勇一さんは、いい意味で先生らしくない感じですね。

バリバリのビジネスマンや経営者といった感じです。

 

手段は目的のためにあり、

手段を目的とはき違えない。

 

目的を達成するための効率化。

 

を大切にしているからです。

 

でも、

その考えの中心には生徒がいます。

 

宿題を廃止したのも

全部終えて8割分かっていることが自覚できたら

残りの分からない2割をするべきなのに、

宿題が終わったことに満足してしまって

必要な学習をしないままになっている子供が多い。

 

ということを改善したかったから。

 

もっと言えば

自分で必要なことを考えて学べる子供作り。

 

つまり、

変化の大きいこれからの時代に

必要なことを考えて変わっていける人材として

子供を育て、幸せに過ごしてほしい。

 

という子供思いな方です。

 

やっぱり先生ですね。

(先生らしくないなんて言ってすみません笑)

工藤勇一さんについてのまとめ

さて、ここまで工藤勇一さんについて、

  • 工藤勇一さんのプロフと経歴について!出身高校や大学はどこ?
  • 工藤勇一さんの行った麹町中学校の改革とは!
  • 工藤勇一さんの年収は?
  • 工藤勇一さんの評判は? 

について調査してきました!

いかがでしたでしょう?

 

学校の当たり前を辞める

 

ということは、

現在多くの地域で行われている方法を否定すること

にもつながりかねません。

 

つまり、大きな影響があり、

現場が混乱する可能性がある。

 

こういうのって

教育委員会などのお役所は好まないことが多いですよね。

 

うわべだけをまねて取り組むことは難しいですし。

 

取組の元となるビジョンや

これまで取り組んできた手順などのメソッドを

細やかに残し、

全国に広がっていくことを期待しています。

 

革新的な取組と言えば、

世田谷区立桜丘中学校の西郷孝彦校長先生もも有名ですね。

 

こちらに記事にしていますので

合わせてお読みいただければと思います。

西郷孝彦(桜丘中学校校長)のプロフ!経歴や出身大学はどこ?年収は?

世田谷の桜丘中学校には校則がない!学区はどこ?越境できる?

 

ではでは。

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